個人賠償責任保険を検討中、加入中の方はクレジットカードの付帯サービスにも個人賠償責任保険があるのご存知ですか?
クレジットカードに付帯というと補償内容に不安を抱かれるかもしれませんが、まったくそんなことは無し!
むしろ補償内容から見た保険料は安く、長期加入する保険としてクレジットカード付帯の個人賠償責任保険は優れています!
今回はクレ吉自身も加入しているクレジットカード付帯の個人賠償責任保険について、メリットやデメリット、オススメする理由を紹介していきます。
個人賠償責任保険に加入できるクレジットカード
クレ吉が調べた限り、カード会員への保険サービスを提供していて、尚且つ個人賠償責任保険を提供しているクレジットカード会社はは3社です。
- 三井住友VISA ポケット保険 140円~
- JCB トッピング保険 日常生活賠償プラン 150円
- セゾンカード Super Value Plus ご迷惑安心プラン 300円
セゾンカードの保険は他と比べて倍以上高く、他2社の保険と比べると劣るので、このページでの解説は省きます。
個人賠償責任保険を選ぶポイント
月々の保険料ばかりに目が行きがちですが、個人賠償責任保険を選ぶ際に何より重要なのが補償内容です。
重視するべきポイントは
- 補償額
- 補償の対象者
- 示談交渉
- 訴訟費用
- 保険料
- 継続性
主にこの6点かと思います。
十分な補償額があるかどうか
いざ保険を使うシーンとなった場合、それなりの金額となるので、あまりに低い補償額では十分ではありません。
例えば有名な話だと、子供が帰宅途中に自転車で歩行者にぶつかった結果、歩行者は長年寝たきりとなり、子供の保護者に対して9500万円の支払いが命じられた例がありました。
考えたくも無く、お金にはかえられませんが、あなたや家族が他人の過失によって重い障害や、命を奪われた場合にどれだけの賠償金を請求するか想像してみてください。
数千万円程度の賠償額で十分でしょうか?
紹介した2つのクレジットカードに付帯する個人賠償責任補償は1億円~となっているので、高額賠償への備えとして問題ありません。
JCBカードは1億円にしか対応していませんが、三井住友VISAカードは保険料を追加で負担することにより最高3億円の賠償に対応することもできます。
補償の対象者
独り身の方は自分が加害者となった時のことだけを考えれば良いですが、家族がいる方は誰が加害者となるかわかりません。
配偶者かもしれませんし、子供かもしれませんし、飼い犬が他人に噛み付いて賠償の責任を負うことも考えられます。
紹介した2つのクレジットカードの保険なら一人が個人賠償責任保険に加入していれば家族全員が対象となります。
特に手続きは不要なので、家族が増えようと飼い犬が何匹増えようと気にする必要はありません。
もちろん保険料も一律です。
示談交渉代行の必要性
訴訟となれば賠償額は明確ですが、保険の利用シーンを考えれば訴訟とはならず示談のケースのほうが圧倒的に多いでしょう。
示談交渉代行サービスの有無も個人賠償責任保険を選ぶうえでは重要なポイントです。
示談交渉代行サービスがあれば賠償金に関する話は保険会社にお願いすることができます。
もし示談交渉代行が無い場合は当事者間で示談の交渉を行うことになりますが、支払うのは保険会社ですので、保険会社との交渉も必要となります。
賠償金には様々な費用が含まれています。
- 慰謝料
- 治療費
- 交通費
- 休業に対する補償
上記は1例です。被害者が子供やお年寄りの場合、付添人の休業等の補償も必要になってくるかもしれません。
素人がスムーズにこんな交渉をまとめられるわけがないのは明らかです。
個人賠償責任保険を選ぶ際は必ず示談交渉代行の有無を確認しましょう。
紹介したクレジットカードの個人賠償責任補償なら示談交渉代行サービスが無料で付帯しているので、この点も安心です。
訴訟費用
示談交渉代行サービスがあったとしても、賠償金の折り合いがつかなければ加害者が訴訟を起こすかもしれません。
高額訴訟となれば結果が出るまでに相当な期間が必要となり、多額の弁護士費用が必要となります。
訴訟費用の支払いに対応していない保険の場合、訴訟によって決定した賠償金の支払いは保険で賄われますが、弁護士費用等の訴訟費用については保険では支払われません。
高額賠償に対する備えをするなら訴訟費用についても重視しましょう。
訴訟費用についてもクレジットカードの個人賠償責任補償なら無料で含まれています。
安い保険料
クレジットカード付帯の個人賠償責任補償はカード会員に対するサービスのような物なので、保険料が非常に安いです。
- JCB 賠償額1億円 保険料150円
- 三井住友VISA 賠償額1億円 保険料140円
信じられないような金額ですが、これが月額の保険料です。
三井住友VISAは月額150円で2億、160円で3億円の賠償にも対応します。
日常に潜むリスクと保険料を考えれば加入必須の保険な事は間違いありません!
無保険期間を作らない継続性も重視
当たり前の話ですが、いざという時に保険が切れていては意味がありません。
現在何かしらの保険やサービスに個人賠償責任保険を付帯させている方は、そのメインで加入しているサービスを今後も継続して利用しますか?
我が家では以前、自動車保険の特約で個人賠償責任補償をつけていたのですが、自動車保険切り替えのタイミングですっかり個人賠償責任補償の事を忘れていて長期間の無保険期間を作ってしまいました。
幸い何も無かったので良かったですが、このような意図しない無保険期間は絶対に防ぎたいところです。
無保険期間を防ぐ為にもオススメしたいのがクレジットカードで個人賠償責任保険に入ることなのです。
JCB、三井住友VISA共に年会費無料のクレジットカードがあります。
これらのカードを個人賠償責任保険専用に作り、保険加入後は月々百数十円の保険料の引き落としさえ問題なくできれば意図しない保険切れはまず起きません。
以上が個人賠償責任保険を選ぶ際のポイントです。
クレジットカード付帯保険のメリットも一緒にお伝えしたので、優位性についてもご理解頂けたのではないでしょうか。
クレジットカード付帯保険のデメリット
メリットばかり書かれるとデメリットが気になりますよね。
正直デメリットはほぼ無いと言っても良いくらいなのですが、唯一あるとすればクレジットカードが必要な事です。
補償内容は他の保険と比較しても遜色ありませんし、紹介したようにむしろ優れた保険です。
既に個人賠償責任保険に興味をお持ちの方はご存知かと思いますが、クレジットカード付帯の個人賠償責任保険は他の保険と同様に↓こんなシーンで役に立ちます。
個人賠償責任保険でカバーできるシーン
- 子供が誤って友達に怪我をさせた
- 子供が遊んでいる際に誤って他人の車に傷をつけた
- 自転車で歩行者とぶつかって怪我をさせてしまった
- キャッチボール中に隣の家の窓ガラスを割ってしまった
- 自宅で水漏れが発生し、階下にも被害が出てしまった
- 買い物中に売り物を壊してしまった
- スキーで他人にぶつかり怪我をさせてしまった
- ゴルフ中に他人にボールがあたり怪我をさせてしまった
- 飼い犬が他人に噛み付いて怪我をさせてしまった
個人賠償責任保険は日常生活で起こり得る様々な賠償リスクに備えられる保険です。
クレジットカードに付帯する保険だからといって補償内容が不十分などということはありません。
三井住友VISA、JCBどちらのカードで加入するのがオススメ?
どちらのカードも補償内容は殆ど同じですが、個人的には月額160円で3億円の賠償に対応できる三井住友VISAカードの個人賠償責任保険をオススメします。
JCBカードの保険も保険料150円で補償額1億円と十分魅力的だと思いますので、正直どちらでも良いと思います。
正直言って1億を超える高額賠償なんてまず無いと思っていますが数十円の差ですし、クレ吉自身は三井住友VISAカードのポケット保険で月額160円の個人賠償責任補償に加入しています。
既に三井住友VISAカードをお持ちの方は簡単な手続きで加入できますよ。
オススメのクレジットカード
カードマニアのクレ吉がオススメする個人賠償責任保険用のクレジットカードはこの2枚
三井住友VISAカード
オススメの三井住友カードのポケット保険に加入できます。
年会費はちょっとした手続きで無料にする事が可能です!
三井住友VISAリボスタイル
同じく三井住友カード発行のリボスタイル
このカードはリボ専用のカードで年会費は永年無料です。
リボと聞くと危険な香りがしますが、保険料の支払いだけなら少額なのでリボ払いとならず手数料も発生しません。
三井住友VISAクラシックと違って年会費無料にする為の手続きが不要です。
個人賠償責任保険専用とするならリボスタイルで良いと思いますよ。
事故が起きてからでは遅い
保険料は少額ですが、いざ保険が必要な事故が起きてしまった場合の損失は小さくありません。
万が一の備えとしては気軽に入れる額ですので、特にご家族がいる方は早めに加入しておきましょう。