
アメリカンエキスプレスから1通の封書が届きました。
ポイントプログラム「メンバーシップリワード」のサービス改訂のご案内
この手の案内で良い事はまずありません。
嫌な予感がしながらも中身を確認してみました。
2017/4/1からマイル交換レートが1%→0.8%に変更
案の定悪いお知らせで、2017年4月1日からマイル交換レートが下がるそうです。
- 現状 1000ポイント → 1000マイル
- 4/1から 1250ポイント → 1000マイル
還元率にして0.2%の低下とマイル交換派のクレ吉としては痛い変更です。
マイル還元率が0.8%となったことでSPGアメックスとのマイル還元率の差は0.45%にもなります。
還元率が全てではありませんが、この差は大きい。
マイル交換派の人はSPGへの変更を本気で検討するべきですよ。
ANAマイルへの交換のみ移行レートの変更なし
ANAマイルへの移行レートは4/1以降も1000ポイント→1000マイルと変更はありません。
しかし、ANAマイルへの交換には厄介な条件があります。
- ANAコース会費として年間 5,000円(税別)が必要
- ANAマイルへの移行上限は年間80,000マイルまで
こんな条件があるので、ANAマイルを積極的に貯めてる場合を除いては他のマイルへの交換がオススメですよ。
例えばBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)のマイルとか。
詳しくは後程紹介しますね。
ポイントフリーダムの還元率が0.3% → 0.5%に変更
最近テレビCMでもアピールしているカード利用代金へのポイント充当レートが1/1より良くなります。
- 現状 1ポイント → 0.3円の支払い充当
- 2017/1/1から 1ポイント → 0.5円の支払い充当
以前からレートの良かった航空会社への支払い1ポイント=1円や、ホテル、旅行代理店への支払い1ポイント=0.8円に変わりはありません。
クレ吉的はポイントの支払い充当は利用していませんが、支払いにポイントを充当している人には良い変更ですね。
ビジネスカードも同様に改定
今回の改定はビジネスカードでも同様の変更となります。
マイル交換率が良い唯一無二のビジネスカードだけに、痛手を被る事業主さん多いのでは無いでしょうか。
マイル交換率を重視するならSPGがオススメ
上のほうでもちょっと書きましたが、マイル還元率を重視する人はスターウッドプリファードゲストアメリカンエキスプレスカード(SPG)への切り替えを検討してみましょう。(法人での発行不可)
ホテルチェーンスターウッドの提携カードですが、マイル交換率に関しては他のアメックスより圧倒的に有利です。
2013年に発行開始されたばかりの新しいカードで知っている人も少ないSPGですが、マイル交換レートに関しては変更前でも0.25%、4月1日以降は0.45%も有利となっています。
マイル還元率を重視するアメックスホルダーなら切り替えを検討する価値は十分ありますよ。
アメックスのポイントを貯めるのは損なのか?
ポイントをマイルに交換していた人には痛い変更ですが、交換先によってはまだアメックスのポイントには十分な価値があるとは思いますよ。
クレ吉オススメのマイル交換先はBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)のマイルです。
9,000マイルでJAL国内往復できる
BAマイルの日本国内発着路線はロンドン行きしかありませんが、BAはJALと提携しているのでBAマイルでJAL便の発券が可能。
アメックスのポイントを直接JALマイルに移行することはできませんが、BAマイルに交換することによりJAL便を利用できるんです!
しかも国内線の必要マイルが少ない!
例えばJALマイルを利用した東京→沖縄には通常15,000マイルが必要ですが、BAのマイルで発券する場合に必要なマイルは9,000!
BAマイルを利用したJAL国内往復航空券に必要なマイルはは一部の長距離路線を除いて往復たったの9,000マイルで発券できてしまいます。
BAマイルを利用したJAL便の発券にはその他にも
- 席に空きさえあればフライト直前でも発券できる(JALマイルの場合は4日前まで)
- 年間を通して必要マイルは同じ
- 片道発券でも割高になることは無い
このようなメリットもあります。
BA9,000マイル獲得に必要なアメックスのポイントは11,250P
クレ吉が知る限り、カード決済でBAのマイルを貯められるクレジットカードはアメリカン・エキスプレス・カードのみです。
JAL便の発券が格安で可能な事を考えればマイル還元率0.8%に落ちてもアメックスのポイントを貯める価値は十分あると思いますよー